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2025/11/26 10:04
静寂さの良さ_寂光不動を訪れて
奇岩のあいだから差し込む光は柔らかく、どこか神域に導かれたような気持ちになる。さらに山を登り、寂光不動産にたどり着いた瞬間、空気の密度がふっと変わる。崖に寄り添う小さなお堂は、ただ静かに、しかし力強く山に抱かれている。その前に立つと、音のない世界がこんなにも豊かで、こんなにも心を満たしてくれるのかと気づかされる。ここでは、静けさが決して「無」ではない。風のひと息、葉のこすれ合う音、遠くの鳥の声…それらが重なって、深い静寂をつくり出している。人の時間から離れて自然の時間に溶け込む心地よさ。それこそが、かけがえのない静寂の魅力なのだと思う。

純那さんの日記
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